こんにちは。家族でタワマンから戸建てに住み替えました、ヨナです。
人生の中で住み替えは大きな決断の一つです。ライフスタイルが大きく変わる転機でもあります。
私たちもマンション暮らしに慣れ親しんだ中で、「庭のある暮らし」「自分たちだけの家」への憧れから戸建てへの住み替えを決断しました。
しかし、実際に住んでみると理想と現実にはギャップがあり、予想以上に後悔したこともありました。
もちろん戸建てならではの魅力もたくさんありますが、今回は正直な気持ちをお伝えするために、住み替え後に感じた5つの後悔ポイントをご紹介します。
今後、住み替えや住宅の購入を考えている方々にとって、事前の準備や心構えの参考になれば幸いです。
1. 日当たりが悪く感じる
以前住んでいたタワーマンションの部屋は南向きで、日中は暖かい日差しがたっぷりと入る環境でした。
特に冬場でも部屋全体が暖かく、洗濯物もよく乾き、何より明るい空間で過ごせることが当たり前になっていました。

しかし、戸建てに引っ越してから、マンションとほぼ同じ南向き(やや東寄り?)の家を選んだにも関わらず、隣家の影や建物の位置によって、思ったほど日当たりが良くないことに気づきました。
これは住宅密集地ならではの問題かもしれません。
特に太陽の位置が低くなる冬場の午後は、リビングのある1階に日が差し込む時間が短く、薄暗く感じることが多くなりました。
以前は午後3時か4時頃まで暖かい日差しが部屋に入っていたのに、現在は午後1時過ぎには隣家の影に入ってしまいます。
日当たりの影響で室温も下がりやすく、暖房費も思った以上にかかるようになりました。
大切な家具が日焼けしなくていい、お肌にも優しいなどメリットを考えるようにしていますが、明るさは想像以上に気持ちに影響するもので、薄暗い部屋にいると気分も少し後ろ向きになってしまうことがあります。
今まで住んできたマンションも南向きの部屋だったので当たり前になってしまっていたのですが、太陽の恩恵を存分に受けていたのだと実感しました。
住宅見学の際は、できれば異なる時間帯や季節に何度も足を運んだり、日当たりの変化をシミュレーションしてもらうことをおすすめします。
2. 窓からの景色が恋しい

タワーマンションの魅力の一つである眺望も、いずれは飽きるとよく言われます。私も確かに住み始めた頃より関心が薄れていました。
毎日見ている景色に慣れ、当たり前の存在になっていたのかもしれません。
ただ、戸建てに引っ越してから、あの開放感のある眺めが恋しくなるのです。
早朝のピンクから薄紫色の空のグラデーション、夕方のオレンジから藍色へと変化していく色合い、夜のきらめく街の灯りなどなど、日常の中で楽しんでいた小さな贅沢だったのだと今になって気づきました。
現在の戸建てでも、吹き抜けの窓からきれいな空が見えますが、そのたびにふと以前の眺望を思い出して少し寂しい気持ちになってしまいます。
3. ゴミ出しは曜日と時間を守って

これはもちろん頭では理解していたものの、実際にやってみると想像以上に不便に感じる点でした。
以前は各階にゴミステーションがあり、可燃ゴミも資源ゴミも24時間いつでもゴミを出せました。
夜遅く帰宅した時や、急に出かける用事ができた時でも、思い立った時にサッとゴミを出せる環境は本当に便利でした。
しかし、戸建てに住み替えてからは、自治体のルールに従って曜日やゴミの種類によって出せる日が厳格に決まっています。
可燃ゴミは週3回、プラスチックゴミは週1回、そして朝の8時30分までというタイムリミットもあります。
特に困るのが資源ゴミです。ビン・缶などは月に2〜3回しか回収日がなく、しかも種類別に出す日が異なるため、自宅に分別して保管しておく場所を確保する必要があります。
ペットボトルや紙類が思った以上にかさばり、玄関横の土間スペースはゴミの一時保管場所と化してしまいました。
朝の時間に余裕がない日は、ゴミ出しを忘れてしまうこともあり、次の回収日まで家に置いておかなければならない時のストレスは地味に効いています。
ただ最近は、子どもの登校に合わせて朝の散歩の習慣を始めて、散歩のついでにゴミ袋を持って出るようにしてから、出し忘れることは少なくなりました。
4. 庭や外構のお手入れは自分の責任で

マンションでは庭や共用部分の管理はすべて管理会社にお任せでした。
エントランスに飾ってあるお花も、花壇や植栽のお手入れも、外廊下の清掃も、すべて管理費に含まれているサービスとして行われていたため、自分で外回りの掃除や手入れをする必要はありませんでした。
消防設備点検や排水溝の洗浄なども定期的に連絡がきてやってもらえます。
究極のサブスク…!
戸建てでは庭の手入れから家の周りの掃除、外構の維持管理まで、すべてが自分たちの責任になります。これが想像していた以上に手間と時間、そして責任感を伴うものだと痛感しています。
まず植栽について、景観を重視している住宅街のため、みなさんとてもきれいにお手入れされています。なので、我が家も「枯らさないようにしなければ」というプレッシャーがあります。
水やりのタイミング、季節ごとの手入れ、病気や害虫対策など、知識も経験もないので、現在いろいろと調べながら手探り状態で取り組んでいます。
芝生の管理も大変です。雑草の成長スピードは予想以上に速く、油断するとあっという間に庭が荒れた印象になってしまいます。
また、「うちの落ち葉がお隣さんに迷惑をかけないように」という近隣への配慮も常に必要です。
ただ、庭は戸建ての醍醐味でもあって、季節の花を植えたり、家庭菜園とまではいかなくても食べられるものを植えてみたり、子どもたちが目の届くところで安全に遊べたりと、得られる喜びも大きいものです。
これから徐々に庭仕事に慣れて、楽しみながら取り組めるようになれればと思っています。
5. 駅から遠くなった

立地の利便性については、住み替え前から覚悟していた部分もありましたが、やはり…。
以前住んでいたマンションは雨の日も濡れずに駅までいける立地でした。
傘を持たずに外出しても、駅から家までは濡れる心配がないので、それほど天候を気にする必要がありませんでした。
現在の戸建て住宅は駅から徒歩15分の距離にあります。晴れた日の15分の徒歩は適度な運動にもなって問題ないのですが、問題は悪天候の日です。
強風の日は傘が役に立たないこともあります。特に梅雨の時期や台風シーズンは、外出すること自体が億劫になってしまいます。
また、疲れて帰宅する時の15分は思った以上に長く感じます。
仕事で遅くなった日や、重い荷物を持っている時などは、「マンションだったらもう家に着いているのに…」と思うことがしばしばあります。
まとめ
タワーマンションから戸建てに住み替えることで、新しい生活の楽しさや満足感も確実にありますが、上記のように後悔する点もいくつか出てきました。
振り返ると、住み替え前にも物件見学やシミュレーションは行いましたが、実際の生活における細かな部分まで想像し切れていなかったというのが正直なところです。
すべての条件を満たす完璧な住まいというのはなかなか存在しないものですが、私たちは自分たちの暮らしで何を重要視するのか、優先順位をつけたり、「絶対に譲れないポイント」を明確に整理する視点が不足していたのかもしれません。
例えば、「庭のある暮らし」への憧れはあったものの、そのための維持管理の大変さや、「駅近の利便性」を失うことの実際の影響について、もう少し深く検討すべきでした。
また、タワーマンションの「眺望」や「24時間ゴミ出し可能」といった利便性が、自分たちの生活の質にどれほど貢献していたかを過小評価していたように感じています。
ただし、これらの後悔ポイントがあっても、戸建てならではの魅力も確実に存在します。
子どもたちが家の中で走ったり、階段からジャンプしても鷹揚に構えていられる自由さ、庭で遊べる喜び、自分好みにリフォームできる楽しさなど、マンションでは得られない価値もたくさんあります。
譲れないポイントが満たされていれば、多少の不便も前向きに受け入れ、新しい生活スタイルとして楽しむことができるのだと思います。
住み替えを考えている方は、ぜひ事前に自分たちの価値観を整理し、戸建てならではの魅力とデメリットの両面をしっかりと理解した上で、最適な選択ができますように!
住まいの住み替えは人生の大きな決断ですが、後悔も含めて新しい経験として受け入れ、より良い暮らしを築いていきたいと思います。
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