マンション生活に満足していたはずなのに
「なにか不満でもあったの?」
住み替えを決めたとき、両親や周りの人に何度もそう聞かれました。
正直に言うと、マンション生活に大きな不満はなかったんです。
- エントランスはいつもきれいで、管理もしっかりしている
- 駅近+雨に濡れずに行けて便利
- 眺望もよく、冬の晴れた日は遠くの富士山まで見えた
むしろ、快適そのものでした。
それでも私たちは戸建てへの住み替えを決意しました。
なぜか?
それは、「大きな不満があったから」ではなく、小さな違和感が積み重なったからです。
積み重なった小さな違和感

マンション生活には満足していたはずなのに、ふとした瞬間にこんなことを感じるようになりました。
✅ 広さがちょっと物足りない
当初は十分だと思っていたけれど、子どもも二人になりライフスタイルが変わると「もう少し余裕があれば…」と感じるようになりました。
✅ 家から駐車場が遠い
敷地内にあるとはいえ立体駐車場まで行かなければならないので、急いでいる時に車のキーだけ持って駐車場のゲートキーを忘れた日には白目剥きました。
✅ 共用部の利用が減った
子どもがもっと小さい頃はキッズルームで遊んだり、お友達家族とキッチンスタジオでクリスマスパーティーをしたり活用していましたが、コロナ禍を経て利用頻度は減少。
気づけばほとんど使わなくなり、「これらの施設がなくても困らないのでは?」と思い始めました。
✅ 管理費・修繕積立金がじわじわ上がる
共用部の利用頻度が減少していたこともあり、毎月の固定費が上がっていくのが徐々に気になり始めました。
大きな不満ではないけれど、「なんとなく違うかも?」という感覚が少しずつ積み重なり、
戸建てならもっと快適な暮らしができるのでは?
と思うようになりました。
住み替えを決意した理由
最終的に、「戸建てに住んでみたい」という気持ちが勝りました。
- もっと広い家で暮らしてみたい
- 管理費・修繕積立金を抑えて他のことに使いたい
- 庭がある暮らしに憧れた
「今の家に大きな不満があるわけじゃないけど、もっと理想の暮らしができるかも?」
そんな期待を胸に、住み替えを決めました。
このときはまだ、後悔するなんて思ってもいませんでした。
いざ戸建てに住んでみて

実際に引越してみると、想像と現実のギャップに気づきました。
「マンションってすごく便利だったな…」
- ゴミ出しの日を気にしなきゃいけないし、出し忘れると1カ月後のものもある
- 庭や外構のお手入れが意外と大変
- 管理費・修繕積立金は減ったけど光熱費が高くなった
住み替え前からわかっていたことも、日々の生活の中で少しずつ負担になっていきました。
そして、「本当に住み替えが必要だったのか?」と自問自答するようになりました。
まとめ
もし過去の自分たちにアドバイスできるなら、こう伝えたいです。
「本当に今の住まいではダメなのか?」をじっくり考えてからでも遅くはありません。
住み替えは人生の大きな決断です。
本当に必要なことなのか見極めることが大事だと思いました。
これから住み替えを考えている人の参考になれば嬉しいです。
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