吹き抜け×寒がりな私。試行錯誤してたどり着いた暖房の最適解

吹き抜けのある家の暖房計画 住み替え

こんにちは。家族でタワマンから戸建てに住み替えました、ヨナです。

吹き抜けのある家は素敵だけれど、寒いのではないかと怯えていた私。

実際に住んでみて感じたことと、試行錯誤の末にたどり着いた我が家の暖房の最適解について、お話ししたいと思います。

吹き抜けの家でも快適に過ごすには、暖房に工夫が必要でした

吹き抜けのある家に住んでみて感じたのは、暖まるまでに時間がかかるということ。

ただし、一度暖まってしまえば1階と2階の温度差が少なく快適です。

なぜ吹き抜けは暖まりにくいのか?その理由は「暖気の上昇」にあり

住み始めた当初は、1階のリビング・ダイニングで過ごしている時、2階のエアコンはつけていませんでした。

マンションにいた頃は床暖房だけで十分でしたが、さすがに戸建て(吹き抜けリビング)で同じようには過ごせないだろうと、ある程度は覚悟していました。

なので、床暖房に加えてエアコンもつけました。

でも、、、なかなか暖かくならない。リビング階段から冷気が下りてくるような気がする。

暖かい空気は上へ上へと逃げてしまうため、一般的なエアコンの使い方ではなかなか効率的に暖めることができないのでした。

2階エアコン+1階床暖房が我が家の最適解でした

寒がりな私は、なんとか快適に過ごす方法はないかと、吹き抜けのあるお家に住む方のブログを読んだり、大学が発表していた吹き抜けのある住宅に関する暖房の研究論文なども読み漁りました。

石油ストーブを置いて快適に過ごされている方のブログを見つけてストーブを買ってみたり、吹き抜けの天井部分に滞留している空気をかき混ぜるようにサーキュレーターを置いてみたりもしました。

試行錯誤の末、我が家は2階をエアコンで暖め、1階はエアコンをつけずに床暖房のみという方法に落ち着きました。

2階の主寝室のドアを開けてエアコンを21℃で運転、1階の床暖房は一番弱い設定で稼働させます。

当初、1階で過ごしているのに誰もいない2階を暖めるという発想がなかったのですが、冷気が下りてくるのであれば2階を暖めるしかない!

2階をちゃんと暖かくすると、暖かい空気が上へ上がって冷たい空気が下りてくる「コールドドラフト」が起きにくくなることを実感しました。

この組み合わせでようやく、1階も2階も快適に過ごせるように。

奇しくも全館空調に近い形となりました。

正確には全館空調ではなく、洗面所やお風呂など、ふだん暖房しているところ以外は冷えているので、都度ヒーターや浴室暖房を使って対応しています。

快適さは家の性能+暮らし方次第。断熱と暖房計画のバランスが大事

快適に暮らすには、家そのものの断熱・気密性能と、実際の暮らし方に合わせた暖房計画の両方が大切だと感じています。

「このくらいの性能があれば大丈夫」とハウスメーカーに言われて安心してしまいましたが、暑さ寒さの感じ方は人それぞれ。

住んでみると、私にとっては想像より寒かったのが正直なところです。

また、私はかなり寒がりなほうで、さらに面倒なことにエアコンによる暖房は、足下は冷えているのに顔がほてってしまって苦手だということにも気づきました。

なので、直接風が当たらない2階エアコン+1階床暖房で快適に過ごせています。

ただ、マンションにいた頃と比較して光熱費が2倍以上にはね上がりました。

私の思う快適な暮らしを整理してみました。

  • 冬暖かく、夏涼しい
  • 初期費用が多少かかっても、日々のランニングコストが抑えられること

今の家の断熱・気密性能では不十分だったのかもしれません。

また、冬に十分な日射を得られる方角・設計になっているか、夏の暑い日差しを遮る庇や軒があるか、も重要なのだと気づきました。パッシブ設計というやつですね。

結果的に、家の性能と自分たちの暮らし方をセットで考えることが大事なんだと実感しました。

設計段階で「どんな暮らしをしたいか」をじっくり考え、それに合わせて断熱性能や設備のレベルを検討することをおすすめします。

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