「吹き抜けリビングってなんかおしゃれ」
「でも、吹き抜けは寒いからやめといたほうがいいよ」
よく聞きますね。
私も吹き抜けリビングって素敵だなと思っていたし、やっぱり寒いのかなという不安もありました。
そこで、実際に住んでみた経験から、吹き抜けのある家のメリット・デメリットをお話しします。
我が家の吹き抜け
マンションから戸建てへの住み替えを機に、せっかくならマンションではできなかったことをしたい!と開放感のある吹き抜けを採用しました。
我が家は周辺の住宅との位置関係から吹き抜けを北側に配置し、大きめの窓が三面にあります。
照明はすべてダウンライトで、シーリングファンはつけませんでした。
リビング階段で、吹き抜けの2階部分にはワークスペースを設けました。
吹き抜けにはメリットもデメリットもある
まずは一般的によく言われている吹き抜けのメリット・デメリットです。
メリット
デメリット
吹き抜けにしてよかったこと
北側に配置した吹き抜けのおかげで季節に関係なく柔らかく安定した光が入るので、とても気に入っています。
また、家族のコミュニケーションという面でもメリットを感じています。
吹き抜けの2階部分にあるワークスペースで子どもが勉強している時に、その下のキッチンにいる私と自然に会話ができるなど、姿は見えなくてもゆるくつながりを感じられる空間になっています。
あと、吹き抜けにスピーカーを置くと音楽が気持ちよく聴けます。
これはデメリットと表裏一体なのですが、冬場は家全体が暖まれば1階も2階も過ごしやすく快適です。
試行錯誤してたどり着いた、吹き抜けのある家で快適に過ごす暖房の方法は、また別の記事でお話ししたいと思います。
吹き抜けにしてちょっと後悔していること
吹き抜けを設けることで家全体の空気を動かし、家全体の温度差を減らすことができると聞きました。
なので、全館空調とまではいかなくても家の中の温度差が小さくなればいいなと思い、吹き抜けを採用したのですが…
なんか寒い。暖房がきくまでに時間がかかる。
当たり前ですよね。今まで住んでいたワンフロアのマンションと違って広い空間を暖めるのだから。
でもそれが寒がりな私にはツライ。
換気の流れも計算した上でしっかり暖房計画を立てたり、日射取得・遮蔽の設計ももっと慎重に考えればよかったのかなと思っています。
また、吹き抜けの掃除やメンテナンスが想像以上に大変なので、その点も考慮すべきでした。
我が家の場合、吹き抜けに大きなFIX窓が3つあり、そこを掃除するためにはながーーいモップを使うか、足場を組んで業者さんに清掃してもらう必要があります。
ダウンライトの交換も同様です。電気が切れたら足場を組んで業者さんに換えてもらいます。
LEDとはいえ、いつかは切れるであろう電球。交換には一体いくらかかるのでしょう。
まとめ
吹き抜けの柔らかな光は本当に気持ちよくて気に入っています。
吹き抜けは開放感や採光の面で大きなメリットがありますが、冷暖房の効率やメンテナンスのしやすさも含めて慎重に検討する必要があると感じました。
家づくりにおいて慎重になりすぎることはありません。
納得いくまで検討し、これを読んでくださった方が満足のいく家づくりができますように!
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