こんにちは。家族でタワマンから戸建てに住み替えました、ヨナです。
「思い切って住み替えたけれど、後悔している」「住み替えが本当に正解だったのかわからない」──そんな方に、私の実体験をシェアしたいと思います。
私たち家族は、タワーマンションから戸建てに住み替えました。
その後悔はこのブログに綴ってきた通りですが、わずか4か月で元のタワマンに「戻る」という選択をしました。
住み替えから戻るまでの決断、費用、そして心の変化を、率直にお伝えします。

戸建てに住み替えて気づいた現実
戸建てに暮らしてみて、いちばんの負担に感じたのは、家そのもののメンテナンスの大変さでした。
日常的には庭や植栽、外壁のお手入れや防犯対策。
そして将来的には、外壁や屋根の点検・修繕といったことも、自分たちで計画し、進めていく必要があります。(それが「自分たちのタイミングでできる」というメリットにもなり得るのですが、私たちにはやはり重かったようです。)
また、光熱費も大幅に増加。
断熱や間取りの違いから、マンション時代と同じ快適さを保とうとすると、電気・ガス代は2〜3倍に。心に余裕がなくなっていきました。
加えて、当時ニュースで頻繁に取り上げられていた「闇バイト」の影響で、子どもたちが不安を感じる一面も。
戸建ての良さを実感する一方で、私たち家族にとって大切なことは何か──その優先順位が、よりクリアになりました。
「買い先行」という選択がもたらした転機
戸建てに住み替えてからわずか4か月後、私たちは元のタワーマンションの部屋に戻る決断をしました。
住み替えでは、売却と購入のタイミングをどう調整するかが大きな課題になります。
今の住まいを売却してから新居を探す「売り先行」と、新居を購入してから今の家を売却する「買い先行」──私たちが選んでいたのは後者でした。
もし、「売り先行」で住み替えていたら元の部屋に戻るという選択肢はありませんでした。
もちろん、ダブルローンでの数か月は家計への負担もありましたし、「買ってすぐ手放すの?」という葛藤もありました。
それでも実際に暮らしてみたことで、自分たちに合う暮らしを確認し、選択することができました。
※買い先行と売り先行のメリット・デメリットや、買ったばかりの住宅を売却する話については、また別の記事でご紹介する予定です。
「住み替え」の奥にあった、もっと深い気持ち
タワーマンションでの暮らしに不満があったわけではありません。
でも、夫がふと口にした「戸建てに住んでみない?」という一言から、すべてが動き出しました。
当時の夫は、仕事の方向性に悩み、忙しさや重圧に押しつぶされそうな日々を送っていました。
私は激務だとは感じていたものの、家庭に仕事を持ち込まない彼の大変な思いには気づいてあげられませんでした。
いま振り返ると、住み替えの提案の奥には「なんとか現状を変えたい」──そんな気持ちがあったのかもしれません。
元の部屋に戻ると決めたとき、私たちは改めて、たくさん話をしました。
その中でぽろぽろと、夫が抱えていた思いも打ち明けてくれました。
住み替えを検討している理由は、本当に「家」にあるのか。
もしかしたら、その奥にある感情に目を向けてみる必要があるのかもしれません。

家選びに正解はある?──この経験から学んだ3つのこと
私たちの住み替えは、結果だけ見れば「失敗」「無駄」「遠回り」かもしれません。
でも、この経験から得た気づきは、自分たちの暮らしをより深く理解するために欠かせないものだったと感じています。

1. 誰かの理想より「自分たちにとっての心地よさ」を大事にする
広いLDK、静かな環境、明るい庭…SNSなどで見るようなお家はとても素敵です。
でも、そういった誰かの理想ではなく、私たち家族にとって心地よい住まいとは何か?
暮らしを見つめ直してみると、こんな気づきがありました。
- 吹き抜けの大空間はいらない。家族がゆるくつながれる、適度な広さのLDKがあれば十分。
- 冷暖房にそれほど依存しなくても、冬暖かく・夏は涼しく過ごしたい。できるだけ省エネに、健康的でありたい。
- 庭のある暮らしは楽しかった反面、虫や雑草の対策は日々の負担に。防犯対策も同様。メンテナンスやセキュリティ面の安心感があるほうが私たちには合っていたよう。
住まいに何を求めるかは、本当に人それぞれです。
自分たちが心地よいと思う暮らしの解像度を上げておくことが、後悔しない家選びにつながると身をもって学びました。
2. 変わりたい気持ちの「本当の理由」と向き合う
住み替えや家の購入を考えるとき、その動機は人によってさまざまです。
「暮らしを変えたい」という思いだけでなく、仕事や人間関係、将来への不安といった、もっと深い気持ちが関係していることもあるかもしれません。
住まいを変えることで、どんな未来を手に入れたいのか。
焦って動き出す前に、自分の本音に耳を傾けてみることで、納得のいく選択ができるように思います。
3. 住まいの「正解」から自由になる
「せっかく買ったのに」「また引っ越すの?」と驚かれることもあります。
家は一生に一度きりの決断でなくてもいい。
住まいに「正解」があるとすれば、それは「自分たちにとって心地よいこと」。
「買ったからには住み続けるべき」という思い込みに縛られず、思い切って戻る決断をしてよかったと、今は心から思っています。
まとめ|住み替えに後悔しても、やり直せる
住まいに関する後悔は、誰にでも起こり得るものです。
「住めば都」と気持ちを切り替えるのもいいし、「戻る」「もう一度選び直す」という決断も、きっと間違いではありません。
私たちの場合は、短期間での売却・購入・ローン手続きと大変なことも多かったですが、それでも「自分たちに合う暮らし」を取り戻せたことで、納得のいく選択ができたと感じています。
子どもたちにも、「失敗したと思っても、きっと大丈夫だよ!」と言ってあげられる自信がつきました。
この経験が、どこかで悩んでいる方のヒントになれば幸いです。
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